012)「未経験歓迎」求人の企業思惑を大暴露!
概要
求人を探すと未経験歓迎!という求人をよく見かけます
でも転職の基本は経験者転職・経験者採用です
その理由は、お互い未知の仕事でうまくいくとは限らない
未経験からチャレンジの場合、
それだけに入念な下調べと確認が、
入社後のミスマッチを防ぐ唯一の方法
転職活動がんばろう!
本文
はじめに
「未経験歓迎!」という求人がある
こんな未経験求人をみて、
RPGのように安易に人生リセットを考えるのはやめよう!
何の努力も苦労もなしで、
バラ色転職できるなんて勘違いもはなはだしい
ではなぜ、企業は求人票の必要な経験に
「やる気がある人」なんて書くのか?
その理由は2つ
・そもそも応募が集まらないと思って広く網をかけている
・そう書けば意外と経験者が応募してくれる
そんな安易な企業と、応募希望者の思惑はまるきり違う
今回は企業側と応募側それぞれの立場で
「未経験求人」を徹底解説します
①企業の採用基準について
企業が欲しい人材はさまざまです。
⚪️募集部署として
・年齢構成
・業務レベル
・採用背景
・求めるコンピテンシー(企業評価が高い行動様式・特性)
⚪️会社として
・社風
・メールアドレスの表記
・応募書類の見え方・内容
・経験社数(転職歴)の考え方
*ずいぶんマシになったとはいえ、
いまだに学歴フィルターがある企業もあります
⚪️年齢について
「転職年齢上限35歳説」というのがありましたが、
最近は40代前半、
場合によっては50代でも転職できるケースが増えてます
その背景としては以下の事情があります
労働力とされる65歳以下の人口ピラミッドにおいて、
リーマンショック時(2008年・09年)に
当時35歳だった団塊ジュニア世代が50歳前後になり、
そこから逆三角形を描く形で減少するため、
優秀な若手採用が難しくなったことで、
各社が採用年齢を引き上げているというのが事情です
高齢化する部署を若返りさせるためにも
未経験で若手を募集しようとする求人は、確かにあります
⚪️勤務地
人気企業の求人の中にあっても、
求人により採用難易度が大きく変わる要素、
それが「勤務地」です
人気の高い首都圏・京阪神は
人材も豊富で希望する競合も多いレッドオーシャン
それに対し、同じ求人の地方勤務となると
応募者が少なく採用可能性がアップするという特殊事情も
⚪️求人タイミング
これから迎える年末・年度末に向けて
採用予算が余っていると出てくる求人タイミング
そんなときは、
未経験や、学歴不問や、
場合によっては必要な経験が欠けていたりしても
採用されるチャンスがあります
なぜなら部署として、未経験でも採用しておかないと
来年度採用予算が取れないという特殊事情があったりするためです
⚪️企業の採用力
大手や知名度があるような条件のよい企業などは、
未経験で募集しても結果的に経験者が採用できたりします
それに対して中小など採用力のない企業は
未経験でなければ採用できないためハードルを下げる傾向も
②未経験にもレベルが存在する
ここまでは企業側の採用事情による可能性を見てきました
ではここからは未経験採用の実態を見てみましょう
同じ未経験でもいくつかのレベルがあります
また本当に未経験で良い場合でも
応募者全員と面接するなんて現実的ではありません
応募者の中から面接する人を選ぶ必要があります
⚪️未経験でシステムエンジニアを募集する場合
レベル1:やりたい気持ちだけ
レベル2:情報系の学校を卒業
レベル3:基本情報技術者資格取得
レベル4:エクセルVBAマクロでツール作成
レベル5:趣味でスマホアプリ作成
あなたが面接官なら
どのレベルの人を採用したいですか?
やりたい気持ちだけのレベル1よりも、
趣味でスマホアプリ作成できるレベル5のほうが、
年収が高く、働きやすく、定着率が高い、
そんな人気企業で採用される可能性が高くなります
実際、採用力の低いSESという
システムエンジニア派遣の会社では、
大量採用・大量離職を繰り返すところもあります
それは、本当にプログラミング未経験で採用されてから
初めてやってみて合わないと思って短期離職するから
でもそれなら転職する前に、
YouTuberで有名なリベ大の両学長がオススメの通り
・Progate(プロゲート)で基礎を学ぶ(月数千円程度)
・デイトラでさらに深く学ぶ(約10万円)
をやってからでも遅くはないはず
③どのように理解し、応募すべきか
やりたい気持ちだけで実務経験がないなか、
未経験の職種にチャレンジすることは
簡単ではないことを理解して、
相応の覚悟と具体的な努力を怠らないことが大切
その仕事はあなたが本当に、
本気でやりたいと考えている仕事ですか?
経験からチャレンジできるという
安易な気持ちで転職をするのではなく、
しっかり自問自答をして、
本気でやりたいなら実際に努力してみてから
応募するのも遅くはありません
本気なら、やりようによっては必ず道はあります
頑張ってください!
◽️最後に
そうしたがんばる社会人を応援していくために、
これからも有益な情報を書いていきますので、
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やまとが喜びます!
今回も最後まで読んでくださって、
ありがとうございます!
面接がんばろう!