003)面接での質問③志望動機
要約
転職活動における面接で必ず聞かれる質問3/5「志望動機」
いろんな志望動機が考えられますが、
志望動機を構成する要素をしっかりと理解することによって、
面接官に対して分かりやすく伝えることができます。
つまり志望動機は、①仕事内容に対して、②企業に対して、でOK!
面接頑張ろう!
本文
面接における重要質問のなかで
【一番網羅するのがむずかしい】のが志望動機
志望動機では、
会社の理念をほめればいい、
社長の名前とか経営理念とかを暗唱しなきゃ、
とかって思ってやいませんか?
今回はそんな志望動機の構成要素を徹底解説します
●志望動機ってなに? どこまでしゃべればいいの?
志望動機って、
何をどこまで挙げれば必要十分なのか
分かってない人が多すぎ
まず志望動機には「流れ」があることを理解すべき
具体的には以下の①~④の流れをイメージします
①転職理由の解消(転職目的が叶う)【前半】
②経験が活かせる【前半】
③会社に対する志望動機【後半】
④求人に対する志望動機【後半】
まず【前半】は志望動機の<前提条件>
次に【後半】は志望動機の<本体>
実際に志望動機として伝えるのは【後半】ですが
【前半】の存在をきちんと理解して
【後半】につながなければ
志望動機の全体像をつかめているとは言えません
では①~④それぞれについて解説します
①転職理由の解消(転職目的が叶う)【前半】について
【転職理由】を聞かれて【志望動機】を言ってしまうなど
【志望動機】と【転職理由】を混同している人は多い
あなたもそうではありませんか?
考えてみてください
そもそもその求人に応募したのは
・聞いたことがある会社だから?
・大手だから?
・給与がいいから?
いやいやそうじゃなく、
あなたの【転職理由】を解消できるからですよね?
どんなに人のうらやむ条件の求人であっても
大阪Uターンが目的の転職なのに、
東京求人に応募したりはしませんよね?
(大人の社会見学希望による記念受験除く)
もちろん応募する時点では
転職理由が解消できるかわからない場合もある
その場合一次面接のどこかで必ず確認すべき
そうしなければ「ぜひ入社したい!」と意欲は伝えられません
→つまり①は、応募する大前提となるものなのです
②経験が活かせる【前半】について
キャリアアップの場合は当然経験が活かせるはずですが
キャリアチェンジの場合は未経験もあります
※キャリチェンについては後日、別途徹底解説します
なぜ経験が活かせる必要があるのか
それは採用企業、応募するあなた、
双方にとってメリットがあるから
③会社に対する④求人に対する志望動機【後半】について
志望動機は会社について・仕事内容について
それぞれ知っていることを
どこまで語れるか理解度を問われます
企業理念、沿革、社風、人事制度、会社業績…
製品、技術力、競合、業界の立ち位置、部署の力関係…
そのどれに魅力を感じたのか、
自分の言葉で話せますか?
またさらに、カルチャーフィット(社風に合うか)
も重視されます
・友人知人が会社にいる
・過去の取引で会社の社員との付き合いがあった
珍しいかもしれませんが、実はこれもすごくいい志望動機です
なぜなら、
企業のいい所・悪い所など実情を理解した上で
入社を希望しているから
最近のリファラル(社員紹介)入社の拡大や、
出戻り転職(アルムナイ制度といいます)の拡大も、
カルチャーフィットが理由
さらに④について
これは②の経験が活かせるとも重なりますが、
・経験が活かせる(過去と現在)
・さらにやりたいことが実現できる(未来)
の順に説明するとうまく伝わります
結論
志望動機では通常、
③会社に対する志望動機【後半】
④求人に対する志望動機【後半】
を伝えるのですが、
①転職理由の解消(転職目的が叶う)【前半】
②経験が活かせる【前半】
を前提とすることで根拠がしっかりします
志望動機の伝え方は、
「まず会社に対する志望動機としては…」
「次に求人に対する志望動機としては…」
のように整理して伝えれば相手にも伝わりやすく好印象です
おためしあれ!