016)応募書類は求人毎に作成すべきか?(+効果的なアピール手法も伝授!)
要約
転職活動するときにたくさんの職務経歴書を
頑張って作ってる人がいるけど、
本当にそれって効果あるの?
20年転職市場に関わってきた現役キャリアアドバイザーが、
応募書類の効果的な作り方、
そしてそれ以外に「使える小道具」2点を紹介します
面接がんばろう!
本文
転職活動で企業に応募の際には、作ろうと思えば
求人ごとに応募書類を作ることは可能です
では、応募する際の職務経歴書は
・すべて共通でよい
・求人ごとにアレンジすべき
どちらが正解かご存じでしょうか?
このポストでは、書類選考に効果的な意欲の伝え方を伝授します
そしてさらには、面接結果を左右するほど効果的な方法も!
最後までついてきてね!
◽️作成する職務経歴書は1つか、求人ごとか?
「応募する求人ごとに職務経歴書をアレンジしたい」
それは可能です
でもそれって本当に効果的?
実は、就活におけるほとんどのケースでは
応募する求人ごとに書類を分けてもほぼ効果ありません
はい、残念!
なぜならば転職活動においては、
【営業職の方は営業職志望】
【人事職の方は人事職志望】
というように【経験職種】に応募するケースがほとんど
経験から得られるスキルは職種ごとに特徴があるため
アピールできるスキルも結局同一のものとなり、
手間がかかる割に、ほとんど差別化できません
つまり、作成する職務経歴書は1つか、求人ごとか?
という問いに対する答えは、
・同一職種へのキャリアアップの場合→【1つで十分】
・異職種へのキャリアチェンジの場合→【求人毎ではなく職種毎】
同一職種への応募の場合は、
経験してきた内容をそのまま伝えればO K
異職種への応募の場合は、
企業の求める経験があなたの経験と異なるため、
具体的な職種経験をそのまま伝えるのではなく、
別の具体的な職種経験に活かせる仕事内容を抽出する
例えば、
①営業職の人は営業の中でクレーム対応も経験する
②結果で評価される営業ではなくデスクワークがしたい
③デスクワークである品質保証の仕事にも、クレーム対応が重要
つまり、
【営業職】→【クレーム対応】→【品質保証職】
というつながりで、仕事内容を翻訳することができる
この場合は、
活かせる経験は営業経験ではなくクレーム対応経験となり、
品質保証向けの職務経歴書を作成することになる
◽️書類選考において効果的な「小道具」とは?
これまでに、同一職種に応募する場合は
書類をいくつ作っても対して効果はないということお伝えしました
ではここから、求人ごとに職務経歴書を作成する以上に
効果的な小道具について伝授するね
それは、
応募する求人それぞれに対して
「志望動機書」を作成して提出すること
あえて職務経歴書とは別に志望動機書を用意することで
「特別感」が出せます
殆どのライバルは、そこまでやってこない
だからこそ効果的!
◽️志望動機書だけじゃない、
もう一つの効果的な「小道具」とは?
先ほどの志望動機書は、
書類応募という企業の採用の入口で効果的な小道具でしたが、
面接後と言う採用の出口で効果的な小道具があるって知ってた?
それはなにを隠そう、
面接直後にメールで送る、ワードファイルの「お礼状」
もちろん手書きをPDFにして送るのも可
この場合も志望動機書同様、
やはり「特別感」を演出でき
応募先によっては意欲がしっかりと伝わるので効果的!
◽️お礼状は大手企業などでも効果はあるのか?
そんな話をすると、
情に訴えるような志望動機書やお礼状なんて、
中小企業の社長であればともかく、
大手企業の人事や採用責任者である役員クラスに刺さるのか、
そんなふうに効果に対して懸念してしまうよね?
やまとが実際に目の当たりにした具体的な企業では、
「カガクでネガイをカナエル会社」の【カネカ社】や
「ココロとカラダ、にんげんのぜんぶ」の【オリンパス社】
こういった大手企業の人事や採用責任者でさえ、
お礼状の効果があったりする
ただし、当然のことながら面接評価が十分に高く、
合格と不合格のボーダーラインにあるようなとき限定で
ゲタを履かせてくれる一助になったことがある、
そのような効果です
ちなみにもっと具体的に、
どんなふうに効果があったのかを説明すると、
オリンパス社の最終面接、
採用枠は1名しかなく、複数名が面接に進んでいた状態、
一次面接の評価がダントツに高い1名がいる状態で、
2番手評価だったTさん
面接では全力でやりきったものの、
最後までやり切りたいというTさんに提案したのが
面接のお礼状
即日で提出し、出た結果はなんと「内定」!
そして1番手の方にも内定が出る結果
なぜ2名とも内定が出せたかというと、
当年度の採用枠1名で1番手が内定、
次年度の採用枠を前借りして2番手も内定にできた
そこまでして内定を出そうと思えるくらいに
お礼状の効果があったということです
これって何気にスゴくないですか?
◽️最後に
以上のように、
①書類選考の際に職務経歴書を使い分ける効果的な方法
②書類選考に活かせる効果的な小道具「志望動機書」
③面接結果に影響を及ぼす効果的な小道具「お礼状」
これらを知っているのか知らないのかで、
転職活動を思うがままにコントロールできるようになります
転職活動がんばろう!