002)面接での質問②転職理由
要約
転職活動における面接で必ず聞かれる質問2/5「転職理由」
転職理由は転職者により十人十色で、
応募先の面接官によってOKとNGが分かれてしまうため、
結論【正解】はありません。
唯一正解といえるのは、転職理由が原因で不合格になっても
あなた自身が納得できる内容だけ。
面接頑張ろう!
本文
面接における重要質問のなかで
一番悩んでいる人が多いのは転職理由かと思います
面接で内定を獲るためにどんな転職理由がよいのか
ゴールから考える人が多いのですが、
その結果転職理由が解消できない、転職目的が実現できない、
そんな転職になってしまっては元も子もない
じつは、転職理由の答えを決めるのは、転職市場における両者
・供給者:転職希望者
・需要者:面接官
であり、絶対的・客観的な答えはありません
●100点満点の転職理由とは?
「転職理由の正解を教えてください」
とそんな相談をよくされます
この疑問にお答えします
回答は「企業に伝えて不合格になっても納得できる理由」です
つまりあなたが結果を納得できる理由のみが正解です
転職理由を伝え、その転職理由が原因で不合格になったとき、
「あー、なら別の理由で伝えておくべきだった!」
そう後悔するくらいなら、
最初から断られて後悔しない理由を伝えましょう
●代表的な転職理由と、転職理由の伝え方の手順
・年収アップ
・会社の業績不振
・仕事や業界を変えたい
・U・Iターン
・転勤拒否
・長時間残業
・上司と合わない(人間関係)
・キャリアアップ
・キャリアチェンジ
など、転職理由は十人十色で、基本そのすべてがOK
ただし、伝え方は要検討
かならず不満だけで終始してはいけません
面接での転職理由の正しい伝え方は、
【理想の状態・希望の働き方】
+【(主観的な不満ではなく)客観的な現在の事実】
+【希望を叶えるために行った努力】
この順番で伝えられるように準備しましょう
●【面接官】について
どんな理由でも受け入れられる場合もありますが、
面接官個人の主観で合否が分かれる場合があります
すべての転職理由について考察も可能ですが、
特徴的なNG理由について解説します
「会社の倒産」NG理由
・倒産するような企業を選ぶセンスを疑う
・倒産するような企業にしか入社できなかったのはその人の能力
→不可抗力なこの理由でも納得できない面接官はいます
「働く場所を変えたい」NG理由
・条件改善しか理由に挙がらないのは受け入れがたい
(面接官が転職理由と志望動機を混同しているケース)
・総合職だから会社都合を優先できる人が欲しい
→県外移動を制限されたコロナ禍を経験して急増した
実際には社員の意向を尊重する企業でも、
面接では将来的な転勤を受け入れる人を求めている
●【転職希望者】について
どれだけ検討を重ねて出した結論であっても
転職理由の伝え方によって合否が分かれます
転職理由が原因で不合格と言われて納得できるかどうか
一度伝えた転職理由は、
ゲームをリセットするみたいに出し直すわけにはいきません
どんな理由をどのように伝えるか、納得感あるものを考えましょう
転職エージェントに相談するというのも、ひとつの方法です
気づかなかった自分の転職理由を、気づかせてくれることもあります
●究極の転職理由とは?
さいごに、転職理由が決められないという方は必見です!
究極の転職理由とはなにかをお伝えします
それは…【●●社で働きたいから】
一般に、不満があって転職したくなるものですが、
特に不満がない、不満はあるが伝えづらい、言い換えできないケースは、
転職理由を【御社で働きたいから】とすることが究極です
●さらに最後に…
転職理由としてよくある「労働環境の改善」
つまり、「残業時間を減らしたい」という転職理由について
よくよく話を聞いてみると、
本当は残業時間の長さそのものが理由なのでなく
やりたくない仕事だから残業したくないだけ、
という本音が引き出せることが多くあります
その場合は、本当にやりたい仕事は何かを探す
お手伝いをしています
あなたにとっての唯一の転職理由を探す
一助にしていただけると非常にうれしいです
面接がんばろう!